嫌な渡世だな〜♪

2003年9月14日
午前中で山岳会の会報作成は終了。
午前中から夕方にかけてテレビは阪神優勝決まっていたはずモードの番組ばかり。

マリーンズは大阪で負けたようで。
優勝争いしているならともかく、藪田ならあまり勝ちにいった試合ではなかろう。
←相互リンクのきらりんこさんが詳細な試合経過を書いてくれそうなのであとで楽しみに読みましょう。
牛さんに3連勝ではいくらなんでも虫が良すぎるからな。

暑い中。海浜幕張にて映画を見てきた。
「座頭市」北野たけし監督
日本映画をロードショウでみるのは
「シャルウイダンス」以来ですな。
映画料金は野球の自由席より高く、寄席よりは安い。その料金と時間に見合ったリターン(楽しさだの喜びなど)あればそんなに文句を言わずに楽しみにしようとしている。が、、、、、

たけしの座頭市、科白がよく聞こえず、役者として以前の問題ですな。かといって他に市をやれそうな役者さんが浮かばない。
「パンツ麻薬事件」だの問題はあったが、勝新太郎って役者がいかに面白かったか、って事ですな。
彼が生前、六本木を若い役者連れて闊歩している姿をみたけどどう見ても堅気にはみえない迫力と存在感が普段でもありました。思わず、道を開けちゃいましたな、私。勝新太郎のオリジナルを見てきた斬牛刀にとっては、たけしの演技など話にならん。市の凄み、怖さ、必死に生きていこうとしている姿の演技は天地の差がありました。殺陣は比較出来るほどよくしらないが、勝さんのはどんな薄みっともない手段でも相手を殺すという、必死さがありました。

旅役者役の大家由佑子さんは色っぽかったな。
斬牛刀の好みですわ。日本髪の似合う顔立ちってなかなか難しいのですよ。遊郭の女郎の役者さんなんかほんとうに現代風の顔立ちで幻滅した。
映画を見るという行為は、2時間弱架空の世界で遊ぶ行為ですがな。その世界にどっぷり浸らせるには
細部も疎かにしてはいけないのです。

タップダンスのシーンは素晴らしかったな。
あそこまで娯楽に撤してくれればOK。
1800円は充分にもとを取った。

娯楽に撤して造っているからこそ、今回タケシの映画を見る気になった。芸術作品の気配が強かったら多分見に行く気が起きなかったでしょう。
海外では評価が高いらしいが、テレビで見た彼の他の映画は面白いとは思わなかったな。シーンがころころ変わって筋がつかめなくなる事が多いし。

観客に頭を使わせないで伝えたい事を伝えるのが、製作者のあるべき姿。近頃 詩作に凝っている斬牛刀はそう思ってます。簡単に一言で新しい詩の世界を他人に伝える為、オリジナルアイデアから置き換え作業を延々と続けるのが、詩作という作業です。
その苦しいプロセスを経て平易な言葉で作られた詩は、他人様を感動させるものがありますわ。

結論、若い世代なら日本娯楽映画の王道作品に触れて置くのもよかろう。
料金の価値はあるかな?

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