『英霊の聲』
「日本の敗れたるはよし
農地の改革せられたるはよし
社会主義的改革も行わるるがよし
わが祖国は敗れたれば
敗れたる負い目を悉く肩に荷うはよし
わが国民はよく負荷に耐え
試練をくぐりてなお力あり
屈辱を嘗めしはよし
抗すべからざる要求を潔く受け容れしはよし
されど,ただ一つ,ただ一つ
いかなる強制,いかなる弾圧
いかなる死の脅迫ありとも
陛下は人間なりと仰せらるべからざりし
世のそしり,人の侮りを受けつつ
ただ陛下御一人,神として御身を保たせ玉い
そを架空,そをいつわりとはゆめ宣わず
(たといみ心の裡深く,さなりと思すとも)
祭服に玉体を包み,夜昼おぼろげに
宮中賢所のなお奥深く
皇祖皇宗のおんみたまの前にぬかづき
神のおんために死したる者らの霊を祭りてただ斎き,ただ祈りてましまさば
何ほどか尊かりしならん
などてすめろぎは人となりたまいし。
などてすめろぎは人となりたまいし。
などてすめろぎは人となりたまいし」

おお、けふは右翼チックなコピペがイントロダクションになってしまったな。上記は三島由紀夫先生が残した小説「英霊の聲」の最終部分である。小説のあらましを述べると、盲目の青年の口を借りて戦死した英霊が人間宣言をしてしまった天皇陛下に対して恨みを申し上げる、という筋である。
タイトルを現代語に訳すると「なんで天皇陛下は人間になっちゃったの?」ぐらいの意味である。
まあ、本音は別としても、天皇制に信仰を抱いたつもりになって従軍し、悲惨な人生を受け入れるには天皇を現人神と認識して行動しなきゃやっていられないであろうな。「陛下の命令である」との一言でとんでもない事をさせられたわけだからな。それが「はい、僕ほんとは人間ですよ〜ん」と言われたら英霊になった奴は「やってられないよ。うわーん」だろうな。

なんで又こんな右かかった事を書きはじめたかというと「リーダーの無謬性」と言う事を語りたかったが為である。リーダーは間違いを認めるとその組織なり国なりは成り立たなくなっちゃうよ、という事である。

ここで話をぐっと卑近に持ってきて、ロッテのリーダー(監督)を語らんと思ふ。ロッテの歴代監督とはどんな方々であったのだろうか?以前この日記で現在の山本監督を5段階評価で2、近藤監督を1とレベル付けしてみた。山本監督を良く言う人はあまり聞かない。私のロッテの師匠も以前、「山本辞めろ」の論陣を強硬に張っていた事がある。斬牛刀の日記仲間も「山本止めろ」とかつての深作清次郎のような雄叫びを日々日記に書いている。
監督の能力に関しては、古くからのファンで良くいう人を私は寡聞にして知らない。
 しかしながら・・・・・・

疲れたので今日はここで止めて置く。また後日続きを書きますわ。けっこう重たい話かも。
 
なんでこんな書き出しで日記を書いてしまったのかな?多分土曜の試合で西武のカブレラ選手の豪快過ぎる神々しいまでの場外アーチを見たからかもしれない。人間があそこまでとばすものかな?
「あそこまで飛ばす選手はもはや神の領域である。」敵ながらカブレラ選手には尊敬の念と拍手を送りたい。

今度マリンスタジアムに行った読者の方は、レフトスタンドの看板(ロッテのガム、と千葉銀行の看板の間くらい)を見て欲しい。球場上辺からの看板くらいの高さの空間をボールが飛んでいくのを見てしまったらもう呆れるしかなかろうが。最初何処へとんだのか全く見えない程であった。カブレラの見上げる方向をつられて見上げたらボール飛んでいったもんな〜。え〜もん見せてもらいましたわ。ほんま。あの試合は負け試合でも球場に足運んでよかったと思いました。渡邊俊介の6回3分の1を2安打1失点という好投も見れたし、将来のホープ喜多の安打(これが唯一の安打 情けね−)も見たし。

ロッテの選手で場外ホームランを打った事のある選手なんていたのかな?僕が覚えているのは東京球場時代のアルトマンまで遡ってしまいます。



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