無職とはいえ、映画を見てGDPに貢献するのも良かろう。有職のときとあまりに違う生活リズムを刻むのは精神衛生上良くなかろう。

海浜幕張駅にて下車。いつもはマリンスタジアムに行くため海の方にむかうのであるが、今日は反対側に出来たシネプリックス(映画館の集合体)で
「オールドルーキー」という映画を見る。

小生、普段映画は見ない。理由は1800円某に相当するリターンを得ること少ない故である。特に日本映画では料金に見合った物が得ることが出来たのは寅さんくらいである。あと「007」を欠かさず見る程度。「スターウォーズシリーズ」はエピソード1の時、あまりのつまらなさに途中退場した。

いままでの人生で一番面白かった映画がリック・ベンソン監督の「フィフス・エレメント」だった。この映画だけはこしらえたSF世界の映像ながら、息のつけない話の展開にすっかり引きこまれ、映画が終わったあとも腰が抜けたようになり、入れ替えのどさくさにまぎれて二度も見てしまった。ところが同じ監督の「わさび」や「ジャンヌ・ダルク」にはあまりのめり込めなかった記憶がある。つい最近見たのは「マイノリティー・リポート」(←悪くないです。)「ハリーポッター(秘密の部屋)」(←原作をよく映像化できましたね。パチパチ。でも本の方がおもろい)「オースチンパワーズ」(←金返さんかい。ゴルァ)などのロードショーである。

そんな映画経験しかないので語る立場でもないのだが、今日の映画には小生不覚にも涙してしまった。こんな経験は始めてである。私の横に座っていた若き乙女も最後のほうはすすり泣いていたので同感だったのであろう。ある程度ネタバレになる可能性ありにつき、見に行くのを楽しみにしているかたはここから読まないほうがいいのですが・・・・・。
この映画はお薦め出来ます。(ちょっと間を空けとくか)
(^o^)
(・∀・)
(・・;)
(;´∀`)σ)∀‘)
━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )

この映画に嵌りこんでしまった理由。
1)主演俳優がイイ。デニス・クエイド。お顔立ちが、マリーンズのシコースキー投手に似ている。映画の中ではサウスポーという設定である。私がマリーンズの選手の中でグッズを持っているのは、俊介投手(驚異のサブマリン。#31)のホームユニと喜多選手(#3)のビジユニとシコースキー(#49)Tシャツの計3名。この3名様が特にお気に入りなのである。シコちゃんに良い所。それは懸命に投げる姿、どんなパッとしない役回りでも黙々こなすけなげさ、偽コージや髭コーチの酷使に耐える頑丈さ、カブレラ相手でも真正面から150キロ越えストレートを連続で投げ込み去年54号を打たれた潔さ。目をむいて速球を投げ込むクエイドを見ているとシコちゃんを思い出してしかたなかった。

2)私がすすり泣いたシーンは、主人公がメジャー昇格が決まった時、地元で凱旋登板(ただし敗戦処理)を喜び、小さな町の主人公の教え子や隣人が自分の事のように喜んでいる姿。おらが町のヒーローを熱烈に応援する姿にウルウル。

3)映画のテーマである「中年になっていても夢をあきらめない姿勢。セカンドチャンスを求めて止まない姿。」も現在求職中の私の心の涙腺のストライクゾーンをどんぴしゃりと突ついてくれました。

4)そしてこの話が本当の話であること。
モデルのジム・モリス(役名でもある)氏は現在39歳。大リーグに挑戦したのは35歳の時である。人間やろうと思えば年齢は関係ないのだな。私も老け込んではいけない。

5)映画のキャストも良かったな。特に主人公の長男の子役がすばらしい。主人公がコーチする高校野球チームのユニを着て、一緒にチームの勝利を喜んでいる姿は、私の好きな時代劇「子連れ狼」の大五郎を思い出させたな。同じ方向を父子ともに見据えて闘う姿よ。(水鴎流斬牛刀のリングネームは漫画「子連れ狼」より得てます。)

陳腐なお涙頂戴の話かも知れないが、野球にチャレンジする人間を通してのサポートする家族・友人の心の繋がりは素晴らしかった。天晴れだ(大沢親分風に)。1635

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